Thursday, August 06, 2026 7:28 AM
BMWの電池工場、3年で完成〜サウスカロライナ、第6世代生産へ
BMWは、サウスカロライナ州ウッドラフで建設中のバッテリー工場で、12月から第6世代(Gen6)の高電圧電池の量産を開始する。
オートモーティブ・ワールドによると、工場は23年6月の着工からわずか3年という異例の速さで完成する。建設工事と並行して生産設備の据え付けを進めることで工程を大幅に短縮しており、同社はこの手法を世界5拠点で同時展開するGen6電池工場建設の標準モデルと位置付けている。
ウッドラフ工場は、BMWが世界的に構築を進める新たな電池生産ネットワークのうち、米国初の拠点となる。約15マイル離れたスパータンバーグ工場で生産されるEV「iX5」に電池パックを供給する。300人以上の従業員と250台のロボットが稼働し、全ての製造工程はライン上でリアルタイムに監視・記録され、データを独自開発のAIアシスタントが分析することで、同社が掲げる「ゼロ欠陥」の電池生産と設備総合効率の向上を目指す。
同社は、工場の稼働前からデジタルツインを活用して生産計画を策定し、生産に関わるすべての人員はVR(仮想現実)研修プログラムを受講することで設備に触れる前から操作を習得できる。
Gen6電池のセルは円筒形で、セルトゥーパック方式を採用し、コバルト、リチウム、ニッケルには高い割合でリサイクル材を使用する。
iX5に搭載される800V・144kWhの電池は、BMW史上最大容量となり、現行の「iX」に搭載されているGen5セルと比べ、セル製造時の二酸化炭素(CO2)排出量は1Wh当たり約28%削減される。
BMWは、ウッドラフ以外ではハンガリーのデブレツェン工場がすでに電池の量産を始めており、ドイツのイルルバッハ=シュトラスキルヒェン、中国の瀋陽、メキシコのサン・ルイス・ポトシにも工場を建設中。