Tuesday, September 22, 2026 7:11 AM

シリコンバレー住民、AIデータセンター急増に反発

 AIのインフラ拠点を目指して行政がデータセンターを積極的に誘致してきたシリコンバレーの最大都市サンノゼで、住民や環境団体がAIデータセンターへの反発を強めている。

◇税収は1施設で300万〜600万ドル

 ロイターによると、この対立は、AIを重要と考える全米の政策立案者が直面する課題を浮き彫りにしている。当局や企業幹部は、競争上不可欠な産業を支援しつつ、そのインフラに必要な電力や水、環境への影響に関する市民の懸念にも対応しなければならない。特にカリフォルニア州では、グーグル、メタ、オープンAI、アンソロピックなどAIブームをけん引する企業の拠点が集まるだけにこの問題は深刻だ。

 人口約100万人を抱える州内第3の都市サンノゼは、先端産業の成長を受け入れてきた。昨年は電力会社PG&Eとの間で、データセンターなど電力の大量消費者への電力供給を迅速化する協定を発表。PG&Eは、新たな大口顧客が加わることで電力網の固定費をより幅広い顧客で分担できるようになり、電気料金の引き下げにつながると説明している。市は、新しいデータセンター1件につき年間300万〜600万ドルの税収が見込め、警察、消防、図書館、道路、公園などの公共サービスに還元できると試算している。