Wednesday, October 28, 2026 7:09 AM

マツダ、北米で大型SUVを統合〜「CX-70」は生産終了

 マツダの北米法人は、大型SUVの品揃えを統合すると発表した。販売不振の2列シートSUV「CX-70」の生産を2026年型で終了し、3列シートのSUV「CX-90」に27年型から2列シート車を追加する。オートモーティブ・ニュースが伝えた。

 CX-90は23年に24年型が発売され、旗艦大型SUV「CX-9」の後継車種としてマツダの高級路線への転換を示すモデルになった。CX-70は24年、25年型として導入された。

 CX-70とCX-90はどちらも日本で組み立てられており、米国では15%の関税が課される一方、カナダでは環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)に基づき、輸入関税が免除される。このためマツダ・カナダは、CX-70とCX-90の27年型をそれぞれ別の名称で販売し続ける。米国では、CX-70の販売は在庫がなくなり次第終了するとみられる。

 マツダは声明で、両モデルは「各市場の顧客ニーズを反映するように最適化される」「米国ではCX-90とCX-70を統合し、ラインアップを簡素化して消費者の購買行動に基づいた直感的な選択肢を提供する」と述べた。

 26年型のCX-90は、後部の2列がベンチシートで8人乗り、米国での価格は配送料込みで4万0945ドルから。カナダでは、マルチハイブリッドが配送料込みで4万8699カナダドルからとなっている。

 26年型のCX-70は5人乗りで、配送料込みのベース価格は4万4395カナダドル。

 両モデルはベースグレードでは同一のパワートレインを搭載し、外形寸法やスタイリングも非常に似ている。この重複が販売実績にも影響しており、1〜9月米国販売台数はCX-90が前年同期比22%減の3万4999台、CX-70は21%減の9686台と大きな差があった。

 マツダによると、27年型のCX-90には、新たに「ターボプレミアムスポーツ2R」と「3.3ターボSプレミアムスポーツ2R」の2グレードが追加され、ブラックアウト仕様のエクステリアパーツとワンタッチで自動格納できる2列目シートが標準装備される。

 27年型CX-90の価格は、米国が送料込みで4万1345ドルから。カナダでの価格は発表されていない。