Wednesday, June 29, 2016 10:32 AM

オバマ氏広島訪問を評価 米議会報告書、参院選注目

 米議会調査局は28日までに、最近の日米関係を分析した報告書をまとめた。オバマ大統領による現職米大統領初の被爆地・広島訪問は日本で好意的に受け止められたと評価。7月の参院選に注目しているほか、米軍属の男による女性暴行殺害事件が、沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)移設問題に影響する懸念にも言及した。

 報告書は、5月のオバマ氏の広島訪問は「日米関係の強さを示した」と指摘。「米国内の反発も予想されたが、批判は弱かった」と総括した。

 参院選について「安倍政権の強さと同時に、野党が生き残ることができるかどうかが試される」とし、与党が3分の2以上の議席を獲得すれば「理論的には憲法改正に道が開ける」と記した。(共同)