Tuesday, November 01, 2016 10:12 AM

石油メジャー、低迷続く 7〜9月期、原油安で

 欧米石油メジャー3社の2016年7〜9月期決算が1日、出そろった。各社とも原油安が響いて大幅な減収と利益の低迷が続いた。

 英・オランダのロイヤル・ダッチ・シェルの純損益は13億7500万ドル(約1440億円)の黒字で、大型事業の中止による損失で巨額赤字を計上した前年同期から改善した。今年2月に買収した英ガス大手BGが業績に貢献したが、石油の採掘や生産を手掛ける部門の損益は赤字だった。

 BPは売上高が前年同期比で約16%減と落ち込んだ。10年に起こした米メキシコ湾岸の原油流出事故による損失が少なかったことなどから、純損益は4四半期ぶりに黒字化した。