Wednesday, June 29, 2016 10:35 AM

首相、EU離脱に万全措置 野党は合同演説会で訴え

 安倍晋三首相(自民党総裁)は29日、激戦区の新潟で野党統一候補への批判を展開し、経済政策「アベノミクス」の継続による成長路線に理解を求めた。英国の欧州連合(EU)離脱問題で国内外の経済が失速しないよう万全の措置を取る考えも示した。民進党の岡田克也代表は松山市で共産、社民、生活各党との合同演説会に臨み、格差拡大阻止に向け政策転換を唱えた。

 参院選は7月10日の投開票まで30日であと10日。与野党は支持拡大を目指し舌戦を続けた。

 首相は新潟県村上市で街頭演説し、野党統一候補に関し「理念も政策も全く違うのに同じ候補を推していることを普通は野合と言う。安倍政権を倒した後、何をするかが全くない」と強調。「やるべきことはアベノミクスの道をしっかり前に力強く進んでいくことだ」と呼び掛けた。(共同)