Monday, November 07, 2016 6:20 PM

左派現職オルテガ氏3選 ニカラグア大統領選

 ニカラグア選挙管理当局の7日の発表によると、大統領選は開票率約99・8%の段階で左派与党「サンディニスタ民族解放戦線(FSLN)」の現職ダニエル・オルテガ氏(70)が約73%を得票し、当選を決めた。同氏の当選は3回連続。通算では4期目を務めることになる。

 中南米で左派政権が退潮傾向にある中、オルテガ氏は、貧困削減や経済成長、治安改善が国民の支持を受け、左派政権を守った。来年1月10日に就任。任期の5年を全うすれば2007年以来15年間の長期政権になる。

 ただ、与党寄りの最高裁や選管当局が有力な野党グループを不出馬に追い込むなどしたため、一部野党は「茶番だ」と批判、有権者に棄権を呼び掛けた。選管は、投票率約68%としているが、野党は7割以上が棄権したと主張している。(共同)