Wednesday, June 29, 2016 5:45 PM

増税再延期は賛否拮抗 景気への悪影響懸念

 安倍政権が決めた消費税増税の再延期を巡っては、地域シンクタンク各社で賛否が拮抗した。増税は社会保障制度の維持に必要との声が多い一方、景気への悪影響を懸念する回答も目立った。

 消費税率を来年4月に予定通り引き上げるべきだったとの意見は11社で、理由としては「借金を増やして若い世代につけを残すべきでない」「社会保障制度の維持に必要」「財政への信頼が低下する恐れがある」などが多かった。

 一方、政権が決めた2年半の増税延期が「適切だった」との意見も11社で、延期を支持しつつ期間短縮を求める意見は5社だった。理由は「景気に悪影響を与える」が13社で最も多く、「歳出削減の努力が足りない」や「経済成長による税収増を目指すべきだ」もそれぞれ5社だった。(共同)