Wednesday, November 09, 2016 4:42 PM

重水貯蔵量、核合意超える イラン、批判の可能性も

 国際原子力機関(IAEA)は9日、イランが欧米など6カ国と合意した核開発の制限措置の検証に関する報告書で、核兵器用のプルトニウム抽出が容易な重水炉に使える重水の貯蔵量が8日時点で合意基準を0.1トン超え、130.1トンに達したことを明らかにした。

 重水貯蔵量が合意基準を超えたのは2月の130.9トン以来、2回目で、イランに対する批判が高まる可能性がある。

 報告書によると、IAEAは9日、イランから5トンを国外搬送する準備を計画しているとの書簡を受け取った。外交筋によると、数日後に搬出するとしている。(共同)