Thursday, November 10, 2016 10:12 AM

シェークスピアに共作者 オックスフォード大認定

 英国を代表する劇作家シェークスピア(1564〜1616年)の「ヘンリー6世」3部作が、ライバルと目されてきた同時代の劇作家クリストファー・マーロウ(1564〜1593年)との共作だったと、オックスフォード大の全集が認定した。英メディアが10日までに報じた。

 これまでもシェークスピアのいくつかの作品に共作者がいたと指摘されてきたが、共作者の名前が公式に認められたことはなかった。今回の研究では44作品のうち17作品に共作者がいたとの結果が出た。これまで考えられていたよりも多いという。

 英米など23人の研究者がコンピューターで作品の文章の構造などを解析。シェークスピアの全集「ニュー・オックスフォード・シェークスピア」の「ヘンリー6世」の第1、2、3部それぞれについて、作者として2人の名前を併記することになった。(共同)