Thursday, November 10, 2016 4:47 PM

ユダヤ人襲撃称賛する投稿 独極右、警察が捜査

 ドイツの極右グループがフェイスブック上で、1938年に同国各地でユダヤ人がナチスに襲われた「水晶の夜」を称賛するかのような投稿をしていたことが分かり、警察当局が捜査に乗り出した。ドイツのメディアが10日、伝えた。

 投稿は「水晶の夜」から78年となる9日に現れた。首都ベルリンのシナゴーグ(ユダヤ教会堂)や幼稚園、レストランなどのユダヤ人関連施設約70カ所の場所を示した地図に「今日はなんと素晴らしい日だ」との一文が記されていた。投稿は既に消去されている。

 「水晶の夜」は38年11月9〜10日に発生。ナチスがユダヤ教会堂や商店を破壊し、ユダヤ人を殺害したり、強制収容所に送ったりした。散乱した窓ガラスの破片が事件名の由来になっている。(共同)