Monday, November 14, 2016 4:44 PM

道路完全復旧、通行も再開 博多駅前の大陥没事故

 JR博多駅前の道路大規模陥没事故から1週間となった15日、福岡市は道路の復旧を終えて車や歩行者の通行を再開させた。これに伴い、現場付近のビル3棟に出していた避難勧告を解除。西部ガス(福岡市)は、一部の建物で停止していたガスの供給を開始する。

 修復した路面に亀裂が生じていないかどうか確認するため、市は少なくとも1カ月間、数時間おきに目視で確認する。スピードを最優先した復旧工事だったことから、今後耐久性を高める工事を行う計画。

 事故は8日午前5時15分ごろに発生。陥没部分は徐々に広がり、長さ約30メートル、幅約27メートル、深さ約15メートルとなった。13日までに、破断した上下水道管やガス管の設備が復旧。市側は、専門家らに埋め戻し部分の強度が十分であると確認してもらった上で、14日夜から舗装作業を進めた。同日中の通行再開を目指したが、雨により作業終了が15日にずれ込んだ。(共同)