Tuesday, November 15, 2016 10:25 AM
TPP、米国抜き案浮上 日本は拒否、実現不透明
環太平洋連携協定(TPP)を米国抜きで発効させようとする案が浮上している。次期大統領にTPP脱退を訴えたトランプ氏が決まり、このままでは発効が極めて困難になったためだ。メキシコやペルーが意欲を見せる一方、日本は拒否する方針で実現は不透明だ。
「米国が承認しないと発効しない仕組みの変更を他の参加国と話し合う必要がある」。メキシコのグアハルド経済相は10日、米国の承認がTPP発効の条件になっていることに疑問を示した。ペルーのクチンスキ大統領も「TPPは米国の代わりに中国とロシアを加えた新協定に置き換えることができる」と語った。
参加12カ国は、19日からペルーの首都リマで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ、TPP首脳会合を開く。その席で、メキシコやペルーが「米国外し」の案を持ち出す可能性がある。(共同)
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