Tuesday, November 15, 2016 12:44 PM

17日からイエメン停戦か 米長官表明、否定情報も

 ケリー国務長官は15日、内戦状態のイエメンのハディ暫定大統領を支援するサウジアラビア主導のイスラム教スンニ派連合軍と、対立するシーア派系武装組織「フーシ派」が17日から停戦することで合意したと表明した。ロイター通信が伝えた。

 ケリー氏は、双方が年内の統一政府の樹立を目指すことでも合意したと述べた。一方、暫定政府のミフラーフィ外相は合意を承知しておらず関心もないと否定しており、停戦の実現性は不明。

 フーシ派の後ろ盾はイランで、イエメンの戦闘はサウジとイランの代理戦争とも指摘される。10月に連合軍の空爆で民間人らに多数の死傷者が出ており、国際的な批判が高まっていた。(共同)