Tuesday, November 15, 2016 4:54 PM

きよしこの夜、最古の印刷 ウィーンの古書店で発見

 1827〜29年ごろに印刷されたとみられるクリスマスの聖歌「きよしこの夜」が収められた歌詞集がオーストリアの首都ウィーンの古書店で見つかり、ザルツブルクの同聖歌の研究団体「きよしこの夜協会」が15日までに発表した。同聖歌の印刷物では最古としている。

 「きよしこの夜」は16年にザルツブルク近郊の教会の司祭ヨーゼフ・モールが作詞し、地元教師のフランツ・グルーバーが18年に曲を付け、その後、全世界に広まった。

 歌詞集は8ページで今年6月に発見され、表紙に「四つの美しく、新しいクリスマスの歌」と書かれていた。印刷・販売元として、27〜35年にオーバーエスタライヒ州で書店を営んでいた男性の名前が記されていた。(共同)