Thursday, November 17, 2016 10:22 AM

メタノール・重油の2元燃料 カナダ社向け新造船竣工 商船三井

 商船三井は16日、メタノールと重油の2元燃料に対応した新造船「ケイジャンサン」(載貨重量5万トン)が、南日本造船(大分県)で竣工したと発表した。

 商船三井は、世界最大規模のメタノール輸送会社(カナダ)と長期定期貸船契約を締結しており、新造船は北米、太平洋地域、欧州、ラテンアメリカを中心に、メタノールを中心とした化学品や石油製品の輸送に従事する予定という。

 商船三井によると、メタノール燃料は、硫黄酸化物や窒素酸化物の排出量を低減することが可能。新造船には、低速ディーゼルエンジンを搭載したほか、バラスト水処理装置を設置した。

 エンジンは三井造船が製造した。(共同)