Thursday, November 17, 2016 10:23 AM
イラン核合意の履行議論 IAEA理事会
国際原子力機関(IAEA)の定例理事会が17日、ウィーンで始まった。日程は2日間で、イランと欧米など6カ国の核合意の履行状況が焦点。イランの重水貯蔵量は今月、合意基準を再び超えたことが確認されており、合意の着実な履行を求める声が上がりそうだ。
重水は核兵器用のプルトニウム抽出が容易な重水炉で使える。核合意ではイランの重水貯蔵量の基準を130トンと定めたが、IAEA報告書によると、今月8日時点で130.1トンに達した。
貯蔵量が基準を超えたのは、今年1月の欧米による制裁解除後、2回目。外交筋の間では、イランが重水の貯蔵量を欧米との駆け引きの材料に使っているとの見方も出ている。(共同)
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