Thursday, November 17, 2016 10:26 AM

首相、TPP理解要請へ トランプ氏ときょう会談

 安倍晋三首相は米国時間17日夕(日本時間18日朝)、トランプ次期大統領とニューヨークで会談に臨む。自由貿易の推進が米国の経済成長にもつながるとして環太平洋連携協定(TPP)の推進に理解を要請するほか、個人的な信頼関係の構築を目指す。日米同盟の強化も再確認したい意向だ。首相は同17日午前(同18日未明)に政府専用機でニューヨークのケネディ国際空港に到着する予定。日本の首相が大統領選直後に訪米して会談するのは異例だ。

 首相は出発前、羽田空港で記者団に「信頼関係があって初めて同盟に血が通う。トランプ氏と信頼関係を構築したい」と述べた。「世界の首脳に先駆けてトランプ氏と会談できることを大変光栄に思う。未来に向けてお互いの夢を語り合う会談をしたい」と強調した。

 トランプ氏が大統領選に勝利後、外国首脳と会談するのは初めてになる見通し。会談に先立ち、次期政権関係者とのパイプづくりのため訪米した河井克行首相補佐官と合流し、情報を分析する。トランプ氏の住居があるトランプタワーを訪ね、会談する方向だ。(共同)