Thursday, November 17, 2016 12:48 PM

東芝が石炭火力の売却検討 福岡のグループ会社

 東芝が、グループ会社「シグマパワー有明」(東京)が運営する福岡県大牟田市の石炭火力発電所の売却を検討していることが17日分かった。不正会計問題で悪化した財務体質を立て直す狙い。売却額は100億円規模になるとみられる。

 シグマパワー有明は発電事業会社として2005年4月に設立され、事業者向けに電力を販売している。三池発電所(出力17.5万キロワット)などを所有している。

 東芝は昨年の不正会計の発覚後に経営危機に陥り、大規模なリストラを迫られ、医療機器子会社や白物家電事業を手放した。半導体部門の好調で業績は回復しつつあるが、採算の取れない一部事業について追加のリストラをする方針を示している。(共同)