Thursday, November 17, 2016 6:22 PM

休眠預金の活用法案可決へ 衆院財金委

 衆院財務金融委員会は18日、10年以上出し入れがない「休眠預金」を民間の公益活動に活用する法案を採決する。法案を提出した超党派の議員らの賛成で可決する見通し。来週にも衆院を通過し、今臨時国会で成立する公算が大きい。

 法案などによると、金融機関では毎年1千億円程度の休眠預金が発生する。預金者からの請求があれば払い戻されるが、その分を除いた500億〜600億円を活用できるとされる。

 これを金融機関から預金保険機構に移し、政府指定の団体を通じて民間団体に配分する。児童養護施設を退所した人や、難病の子どもがいる家庭、地域活性化の支援などの活動に充てられる。(共同)