Tuesday, November 22, 2016 10:08 AM

資格回復の基準を提示 ロシアのパラ除外問題でIPC

 国際パラリンピック委員会(IPC)は21日、国ぐるみのドーピング問題で資格停止処分とされたロシア・パラリンピック委員会(RPC)に対し、資格回復の基準を提示したと発表した。世界反ドーピング機関(WADA)との共同作業で詳細につくられ、5人で構成されるタスクフォース(特別チーム)を設置する。

 資格復帰への条件ではWADAやIPCの反ドーピング規定を順守し、政府や外部から影響を受けない組織の透明性と態勢強化を求めている。タス通信によると、RPCは声明でIPCと協力していく姿勢を表明した。

 IPCは8月7日にRPCを資格停止とし、9月のリオデジャネイロ大会からロシア選手団を全面除外する処分を発表。クレーブン会長は「資格回復へのタイムラインはないが、なるべく早く変革を実行して戻れるよう緊密に連携していきたい」とコメントした。(共同)