Tuesday, November 22, 2016 10:09 AM

五輪金のザリポワら失格 メダリスト7人が薬物違反

 国際オリンピック委員会(IOC)は21日、2012年ロンドン五輪のドーピング再検査で、新たに陸上女子3000メートル障害で金メダルのユリア・ザリポワ(ロシア)らメダリスト7人を含む計12人を失格処分にしたと発表した。30歳のザリポワは筋肉増強作用のある禁止薬物のトゥリナボルに陽性反応を示した。

 このほか違反が発覚したメダリストはいずれも重量挙げの選手で、男子94キロ級銀メダルのアレクサンドル・イワノフ、女子75キロ級で2位だったナタリア・ザボロトナヤ(ともにロシア)、男子94キロ級で銅メダルのアナトリー・キリク(モルドバ)らが処分された。メダルは剥奪される。

 IOCは最新の分析技術で08年北京、ロンドン両五輪の検体を再検査し、順次発表している。(共同)