Tuesday, November 22, 2016 10:10 AM

減産は来年1月から半年か OPEC協議、大詰め

 石油輸出国機構(OPEC)は22日、原油減産の実行に向けて加盟14カ国の高官が生産枠を話し合う2日目の会合をウィーンで開いた。ナイジェリアの代表者は、減産は来年1月から半年とする方向で協議していると明らかにした。30日の定時総会で閣僚が正式決定する具体的な提案をまとめられるかどうか、協議は大詰めを迎えた。

 ナイジェリアの代表者は会合開始前、記者団に対し「22日中にすべての加盟国がまとまる可能性が高い」と発言。増産を求めるイランと、減産免除を訴えるイラクを含めて足並みをそろえられるとの見通しを示した。

 21日の初日会合は約8時間に及んだ。出席者は終了後に「うまくいっている。意見の食い違いはない」(リビア代表)などと述べ、協議の進展を強調した。市場では減産への期待感が広がり、21日のニューヨーク原油先物相場は1バレル=47.49ドルと、前週末から3.9%上昇した。(共同)