Wednesday, November 23, 2016 10:10 AM

アンネ直筆詩1650万円 死後71年、オランダで落札

 「アンネの日記」で知られるユダヤ人少女アンネ・フランクが隠れ家に移る前に書いた詩が23日、オランダの競売会社ブブカイパーで競売に掛けられ、14万ユーロ(約1650万円)で落札された。詩は自作ではないとみられているが、アムステルダムの博物館「アンネ・フランクの家」は、死後71年を経て新たな肉筆が出てきたことは「驚きだ」としている。

 予想落札価格の数倍の値が付いた。落札者は明らかにされていない。

 アンネの友人の姉のためにオランダ語で書かれた。「仕事をきちんと終えず、貴重な時間を失った」と始まる前半4行と「自分の誤りでとがめられたなら、誤りを正しなさい」といった意味の後半4行で構成。前半は刊行物の引用と判明したが、後半の出典は不明。(共同)