Friday, July 01, 2016 10:14 AM

木星のオーロラ捉えた ハッブル宇宙望遠鏡で

 米航空宇宙局(NASA)は1日までに、ハッブル宇宙望遠鏡で木星のオーロラを捉えた画像を公開した。NASAの木星探査機「ジュノー」が日本時間の5日午前に木星の周回軌道に入るのに合わせ、ハッブルでも観測した。

 木星の北極付近に強く光るオーロラを撮影。さらにオーロラの動きを捉えるため、5月ごろに約1カ月間、木星を観測し続けた。地球のオーロラより規模が大きいだけでなく、エネルギーも数百倍高かった。

 オーロラは、高エネルギーの粒子が惑星の北極や南極付近の大気に突入する際、原子とガスが衝突してできる。

 木星を周回する探査機は、1995年に到達したNASAの「ガリレオ」以来。約1年半、周回し、木星のガスの成分や内部構造、磁場などを調べる予定で、太陽系誕生の謎に迫る成果が期待されている。(共同)