Tuesday, November 29, 2016 10:25 AM
理数学力、小中で過去最高 文科省「指導要領が影響」
国際教育到達度評価学会(IEA、本部アムステルダム)は29日、2015年国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)の結果を公表した。世界の小学4年と中学2年に当たる学年が対象で、日本は小、中とも全教科で平均得点が前回を上回り、過去最高となった。順位も前回に続き全て5位以内。学習意欲を尋ねた質問で「数学、理科は楽しい」「日常生活に役立つ」と答えた中学生が増え、国際平均との差が縮まるなど、理数離れが一定程度改善した。
文部科学省は「授業時間や学ぶ知識量が増えた現行の学習指導要領の影響が大きい」と分析。「脱ゆとり教育」のほか、少人数学級の実践といった学校現場の取り組みも功を奏したとみている。
TIMSSは4年ごとに実施。経年比較がしやすいよう、1995年調査の国際平均を500点に設定、統計処理したデータを公表している。(共同)
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