Wednesday, November 30, 2016 10:23 AM

チェルノワの「金」剥奪 CAS、ロシア3選手処分

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は29日、ロシア陸上界の組織的なドーピング問題を巡り、2011年世界選手権の七種競技で優勝し、12年ロンドン五輪でも銅メダルを獲得したタチアナ・チェルノワに3年8カ月の資格停止処分を科す裁定を下したと発表した。11年8月から13年7月までの成績が抹消され、世界選手権の金メダルとロンドン五輪の銅メダルは剥奪される。

 引退したジェシカ・エニスヒル(英国)が世界選手権の銀メダルから金に繰り上がる見通し。

 28歳のチェルノワは女子中距離のエカテリーナ・シャルミナ、クリスティナ・ウガロワとともに血液データを蓄積して変化を調べる「生体パスポート」で異常値を示した。CASは国際陸連から資格停止処分を受けたロシア陸連に代わり、違反した選手の処分を下すと発表していた。(共同)