Wednesday, November 30, 2016 10:23 AM

「イスラム国」が犯行声明 オハイオ州立大襲撃、一匹おおかみか

 オハイオ州立大で28日起きた学生らの襲撃事件で、過激派組織「イスラム国」(IS)系のニュースサイトは29日「作戦を実行したのはISの戦士だ」と伝えた。事実上の犯行声明だが、信ぴょう性は不明。

 サイトは「米軍主導の有志国連合の市民を殺せという呼び掛けに応じ、作戦を実行した」と主張した。警察に射殺されたアブドルラザク・アリ・アータン容疑者がISなど過激派組織から具体的な指示を受けた形跡は見つかっておらず、警察当局は「ローンウルフ(一匹おおかみ)」型の犯行との見方を強めている。

 容疑者は同大の学生。28日、構内を歩いていた学生らを乗用車ではねるなどして計11人を負傷させた。ソマリア出身で2014年から米国在住。事件前、フェイスブックに、米国に対してイスラム教徒らへの「干渉」をやめるよう訴える書き込みをしていた。(共同)