Friday, December 02, 2016 11:18 AM

系列農場でも鳥インフルエンザ 青森、アヒル4000羽超処分

 青森県は2日、青森市北部の農場で食用アヒル(フランスカモ)が死んでいるのが見つかり、簡易検査の結果、鳥インフルエンザの陽性反応が出たと明らかにした。11月28日に高病原性ウイルスが検出された農場から約350メートルの距離にある系列農場で、飼育しているアヒル全約4800羽の殺処分を3日午後までに終える方針。

 県によると、農場の経営者から2日午前「アヒル5羽が死に、他の多くも衰弱している」と連絡があった。県が死んだ3羽と衰弱した1羽を調べ、いずれも陽性反応を確認した。県や農林水産省が感染経路を調べる。

 青森市では11月28日、北部の農場で食用アヒルが高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染し、約1万8000羽の殺処分と地中に埋める作業が12月1日に完了したばかり。県は最初の農場から半径3キロ圏の移動制限や3〜10キロ圏の搬出制限は、新たに見つかった農場で殺処分や消毒が完了するまで継続する。(共同)