Saturday, July 02, 2016 7:25 AM

南シナ海問題「深く懸念」 要請あれば安保理議題にも

 国連安全保障理事会の7月の議長国である日本の別所浩郎国連大使は1日、ニューヨークの国連本部で記者会見し、中国やフィリピンなどが領有権を巡り対立する南シナ海問題について「深く懸念している」と述べ、安保理メンバー国などから要請があれば安保理の議題として取り上げる意向を明らかにした。

 核・ミサイル開発継続の意思を示している北朝鮮については、今後も核実験や弾道ミサイルの発射実験を繰り返せば「安保理として適切に対応する」と述べた。

 安保理が3月2日に採択した対北朝鮮制裁決議は国連加盟国に90日以内に履行状況の報告書提出を求めているが、実際に提出した国は少なく「満足していない」と指摘。制裁の履行徹底が重要だとの見方を示した。(共同)