Friday, December 09, 2016 6:25 PM

少女2人自爆、56人死亡 ナイジェリア、過激派か

 ナイジェリア北東部の町マダガリの市場で9日、少女2人が自爆し、56人が死亡、多数が負傷した。ロイター通信が伝えた。犯行声明は出ていないが、北東部を拠点とするイスラム過激派ボコ・ハラムの関与が疑われている。

 ボコ・ハラムは一時、北東部で支配地域を拡大させた。ナイジェリアや周辺国の軍による掃討作戦で勢いを失ったが、周囲に警戒されにくい女性や子どもを利用した爆破事件などを起こしている。

 2014年には北東部で200人以上の女子生徒を拉致、「奴隷として売り飛ばす」と映像を通じて脅し、救出を求める国際世論が高まった。今年10月に被害者のうち21人が解放された。(共同)