Monday, March 13, 2017 1:32 PM
グーグル、機械学習競技大会を開催へ〜優勝賞金100万ドル、今夏に決勝戦
グーグル(Google)は10日、機械学習技術の開発に特化した新興企業の競技大会を実施する計画を明らかにした。
優勝会社には、グーグルからのクラウド・クレジットとベンチャー・キャピタル
(VC)会社群からの賞金が贈られる。
ベンチャービート誌によると、同競技大会は、累積資金調達額が500万ドル未満の米国拠点新興企業で機械学習ソフトウェアを使うことが出場の条件と規定される。
出場企業らは、機械学習技術を応用したソフトウェアの革新性や機能性、性能、商業化の可能性、どのような既存課題の解消に貢献できるかを競う。
優勝会社は、グーグル・クラウド・プラットフォームを利用できる100万ドル分のクレジットを獲得する。同プラットフォームには、高性能の電算力やストレージ容量、マネージド機械学習ツール群が含まれる。
また、その従業員らはジー・スイート(G Suite)を無料で使える。ジー・スイートには、ジーメールのほかグーグル・ドライブやグーグル・カレンダー、生産性アプリケーション群が含まれる。
それに加えて、データ・コレクティブとエマージェンス・キャピタルはそれぞれ50万ドルを優勝会社に投資する。さらに、アンドリーセン・ホロウィッツ氏やグレイロック・パートナーズ、GV(旧グーグル・ベンチャーズ)、クライナー・パーキンス・コウフィールド&バイヤース、セコイア・キャピタルといったシリコン・バレーのそうそうたる顔ぶれのVC会社らも各種の支援を提供する。
グーグルのクラウド・クレジットは、最終選考に残った新興企業と準優勝会社にも贈られる。
同競技大会への応募締め切りは4月16日。最終選考に残った新興企業名は6月に発表され、決勝戦は2017年夏に開かれる。