Monday, March 20, 2017 11:28 AM
グーグル、資源自給のドーム型新社屋を設計
グーグル(Google)は、初めて独自設計する環境配慮型の新本社キャンパスの建設許可をカリフォルニア州マウンテン・ヴュー市から取得した。
同社の新キャンパス完成予想図は約2年前に公開されていた。
エネルギー・マネジャー・トゥデイ誌によると、18エイカーの敷地に建設される新キャンパスは、エネルギー効率が高く、革新と地域社会の連帯感を重視する企業文化を反映した設計になる見込み。
建物はドーム型の2階建て。床面積は59万5000平方フィートと巨大だ。最上部にはテントのような屋根が取り付けられ、室内空気質と騒音を制御する。屋根には、雨水を集める機能もあり、統合型ソーラー・パネルによって約4メガワットを発電可能。
マウンテン・ヴュー市議会は、3月7日の審議でグーグルの申請を全会一致で可決した。
シリコン・バレーでは、クパティーノ市にアップルが175エイカーの新本社をまもなく開設予定だ。主要建物はドーナツ型の設計で、巨大な曲面ガラスで覆われている。床面積は280万平方フィートだ。
グーグルは、完成予想図を一度変更している。更新版によると、当初の計画より規模が大幅に小さくなっている。当初の計画では、ガラスの温室のような外観だったが、新設計では、折り重なる波のような形状になっている。
最終設計は、ロンドンのヘザーウィック・スタジオ(Heatherwick Studio)が手がけている。