Friday, July 15, 2016 10:24 AM
GM、復職目指す女性エンジニアを活用
退職するベビーブーマーの穴埋めに腐心するGMは、キャリアを中断していた女性エンジニアを対象にインターンシップ(実務研修)制度を導入した。
デトロイト・ニュースによると、GMはエンジン大手カミンズ、サプライヤーのジョンソン・コントロールズ、キャタピラー、インテル、IBM、コンサルティング企業ブーズ・アレン・ハミルトンとともに、女性技術者協会(Society of Women Engineers)とキャリア企業iRelaunchが設立したSTEM(科学、技術、工学、数学)リエントリー・タスクフォースのメンバーに名を連ねている。
12週間の有給実務研修は4月、女性10人を対象に開始された。9月中旬にデトロイトとテキサス州オースチンで実施されるTake2プログラム(careers.gm.com/working-with-us/experienced-internships.html)は情報技術、製造、車両工学、グローバル推進システムに分野が拡大される。
GMによると、エンジニアの約20%は女性で構成されている。研修制度は男性にも門戸が開かれている。
GMは職歴に応じて参加者を空きのポストに配置し、実際に復職した女性従業員などを指導役に充てる。参加者にはこのほか、ミレニアム世代との関わり方や車両開発プロセス、頭字語・専門用語についても研修が施される。
制度にはこれまで、育児などで職を離れていた人を中心に400人から応募が寄せられ、離職期間は3年から24年に上る。GMは研修終了後、各自をフルタイムとして採用する計画だ。