Thursday, August 10, 2017 11:09 AM
3DロボティクスとDJI、ドローンの調査機能で提携
3Dロボティクス(3D Robotics=3DR、カリフォルニア州拠点)と中国DJIは、3DRのソフトウェア・プラットフォーム「エンタープライズ・ドローン・プラットフォーム(Enterprise Drone Platform)」をDJIの小型無人航空機(ドローン)に統合することで提携した。
エンギャジェット誌によると、写真や動画の愛好家によるドローン利用が増えるなか、両社の提携は、法人向けドローン関連ツールの強化を狙ったもので、ドローンが基本的には商用ツールであると同時にドローン産業が成熟しつつあることを示した動きだ。
3DRは同提携によって、自社のサイト・スキャン(Site Scan)機能を拡張し、仕事現場を上空から調べる技術をDJIのドローンに供給する。
「DJI製ドローンがサイト・スキャンと継ぎ目なしに連携することによって、自律飛行モードやマルチエンジン・クラウド処理、地形測量、貯蔵量測定、ネイティブ・オートデスク(Autodesk)ファイル・フォーマットの検証といった建築業界向けの一連のツールの利用が可能になる」と3DRは説明した。
また、3DRの新プラットフォーム「エンタープライズ・アトラス(Enterprise Atlas)」は、飛行と調査データ向け無制限クラウド・ストレージや、情報の種類にもとづくロール基盤アクセス(認められた利用者のシステム・アクセスを制限するコンピュータ・セキュリティー対策の一種)といった法人利用を想定した選択肢を提供する。