Thursday, August 24, 2017 10:30 AM
サージャー、フェッチ・ロボティクスと提携
デジタル化された供給網過程の可視性(透明性)と管理向上のためのソリューション提供のサージャー(Surgere、オハイオ州拠点)は、フェッチ・ロボティクス(Fetch Robotics)と提携し、自動車部品の在庫追跡にかかわる課題を解消する循環棚卸しロボット用プラットフォーム「ロボティカリー・オプティマイズド・バランスド・インヴェントリー(ROBi=Robotically Optimized and Balanced Inventory)」を開発した。
ビジネス・インサイダー誌によると、サージャーは、オハイオ州にある自動車部品メーカーらの流通センター群でROBiの試験運用をすでに成功させており、ROBiの大規模導入に対応する準備を整えている。
サージャーによると、ROBiは、RFID(radio-frequency identification)技術とフェッチ・ロボティクスのモバイル・ロボット・プラットフォームを統合したもので、RFIDに貼付された表示情報をあらゆる角度や方向から自立的に読み取ることができる。
ROBiは、あらかじめプログラムされた経路に従って倉庫内を移動しながら、読み取った事業資産のIDと位置データをサージャーのクラウド資産管理システム「COS」に転送する。
COSで実行されるデータ解析によって、ROBi導入企業は上流および下流の供給網の動きについてリアルタイムの情報とデータ解析結果を入手し、これまで手作業で実行されてきた在庫追跡と在庫検索作業を完全に自動化する。
ROBiはまた、循環棚卸しの一環として、倉庫内の部品保管場所を示す立体地図を作成することも可能。在庫データと在庫保管場所を正確に把握することで、在庫管理と在庫検索の向上を可能にする。