Wednesday, October 11, 2017 10:59 AM
東芝がEV用バッテリー開発〜充電6分で320キロ走行可能
東芝は、充放電容量が一般的な黒鉛の2倍という新素材をアノード(負極)に用いた次世代リチウムイオン電池を開発した。エネルギー密度が高い上に超急速充電が可能で、電気自動車(EV)用途に適しているという。2019年度中の商用化を目指す。
エレクトリック・カーズ・リポートによると、自動車向けの新型リチウムイオン電池は、充電が6分で完了し、小型EVなら320キロの走行が可能。現行のリチウムイオン電池に比べて航続距離が3倍に伸びる。
東芝は同社独自のリチウムイオン電池「SCiB」を、安全で持続時間が長く、充電が短時間で完了するリチウムイオン電池として2008年に発売した。同社は今回、新型SCiBの負極素材としてチタン酸化ニオブ系酸化物を採用し、一般的な黒鉛よりリチウム含有量を2倍にすることで負極の充放電容量を倍増させた。
容量が50アンペア時(Ah)の試作品を試験した結果、従来のSCiBの特徴である高い安全性と急速充電特性を備えていることが確認された。充放電を5000回繰り返した後でも90%以上の電池容量を保ち、零下10℃の低温環境でも10分以内に充電が完了するという。
東芝は今後もEV向けバッテリーの開発を続け、新開発のSCiBは2019年度中の商用化を目指す。
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