Wednesday, February 07, 2018 11:01 AM
貿易管理業務の効率化プラットフォームを提供へ
インフォア(Infor)とインテグレーション・ポイント(Integration Point)は5日、GTM(global trade management)の全般にわたる業務を統合する共有情報網を土台としたGTMプラットフォームを共同で構築して提供する提携を結んだ。
GTMには、物流や貿易財務、規制遵守、貿易商品、通関書類、関税支払いとった業務が含まれ、両社の提供するプラットフォームはそれらすべての最適化を図る。
サプライ・チェーン・デジタル誌によると、両社が提供するGTMプラットフォームは、インフォアが提供するより広範の供給網管理ソリューション群の一環。そのなかには、供給網計画や供給業者協業、自動決済といったソリューションが含まれる。
インテグレーション・ポイントのトム・バーンズCEOは、「われわれの顧客会社を貿易先や規制当局に接続化させることや、現地に関する知識とつなげることは、変更を続ける各種の手続きや規制上の要件に顧客が効率的に対処できるようにする」と話す。
「われわれのプラットフォームは、206ヵ国に関する貿易関連規制の精査自動化に顧客を接続させる」「また、必要書類の作成や通関手続きをつなぎ目なしで可能にし、業務の周期とかかる時間、そしてリスクを最小化する」。
インフォアのネクサス・コマース・ネットワーク担当社長カート・カヴァーノ氏は、「システムの非効率性や手続き上の不手際によって貨物が遅れるという事態のほか、不慣れや無知による関税過払いに顧客の多くがしばしば直面している」と話す。両社は、そういった課題の解消を簡便化することを図る。