Tuesday, June 21, 2016 11:16 AM

グーグル、スイスに研究拠点を新設〜機械学習や人工知能の技術開発を加速

 グーグル(Google)は、スイスのチューリッヒに新たな研究拠点を開設する。同社は、チューリッヒにオフィスをすでに持っているが、機械学習技術の開発を加速させることを目的に研究センターを新設する。

 トップ・テック・ニュース誌によると、グーグル・リサーチ・ヨーロッパと名付けられた同研究所では、人工知能(AI)や機械学習技術を土台にした新種のツールや製品を開発していく。

 新研究所に所属する研究者らは、機械学習に関する開発に携わってきた人材で占められる。たとえば、それらの研究者らは、同社が最近発表した人工知能基盤のメッセージ・アプリケーション「アロー(Allo)」のエンジンや、グーグルが検索エンジンに応用する知識データーベース「ノーレッジ・グラフ(Knowledge Graph)」のエンジン開発に携わっていた。

 新研究所はまた、機械認識(machine perception)や、自然言語処理および理解(natural language processing and understand)の研究&開発にも注力する。

 機械認識では、画像や音声、楽曲、動画が含む情報を認識できるようにする。手書き文字を認識するといった機能がその一例。自然言語処理については、会話を検索できるアルゴリズムの開発が挙げられる。

 新研究所の研究者らは、世界各国に散らばるグーグルのほかの研究班とも協力していく。

http://www.toptechnews.com/article/index.php?story_id=103003809ND4