Thursday, March 08, 2018 11:02 AM
新種の社内データ共有プラットフォームが登場
テキサス州オースティン拠点の新興企業データ・ドット・ワールド(Data.world)は6日、生データやデータ分析結果を社内で共有できるプラットフォームを市場投入した。
テッククランチ誌によると、データ・ドット・ワールドの狙いは、データ活用の促進に加えて、社内ソーシャル・ネットワークとデータ共有を融合させたプラットフォームを構築することで、データ・セット群やモデル群、洞察をめぐって簡単かつ効率的にオンライン協業できるようにすることだ。
社名と同じ名称の同プラットフォームは当初、大企業内部のオープン・コミュニティーとして設計されたが、プライベート・コミュニティー群の必要性をのちに認識した、とブレット・ハートCEOは話す。
大規模の組織になると、各部署のデータ科学者やデータ分析専門家らが断片化するため、データ・セット群のなかに埋もれる価値ある洞察を発掘しきれない場合も起き、生産性向上や問題解決の機会、商機を失うことにつながることもある。
したがって、同僚や他部署の従業員らとソーシャル・ネットワークのように社内でつながりながらデータ共有することで、群衆の力をデータにもたらすプラットフォームが有用になる、とハート氏と共同創設者らは説明する。
データ・ドット・ワールドは、タブロー(Tableau)やマイクロソフトのエクセル(Excel)およびパワーBI、IBMのSPSS、マイクロストラテジー(MicroStrategy)、グーグル・データ・ステューディオ(Google Data Studio)、R、パイソン(Python)、IFTTTと相互運用できるよう設計されている。
データ・ドット・ワールドの顧客には米報道通信大手のAPがある。APでは、データ・ドット・ワールドを使うことで、各報道室の社員らがデータをオンライン共有し、記者たちがそれらのデータを効果的かつ効率的に使って記事の質を上げることに貢献している。
【https://techcrunch.com/2018/03/06/data-world-introduces-enterprise-data-collaboration-platform/】