Friday, May 11, 2018 10:26 AM

ボッシュ、排ガス抑制の「画期的技術」開発か

 ボッシュはディーゼルエンジンの排ガスを抑制する新技術を開発したと発表した。20年に発効する排ガス基準をはるかに下回り、自動車メーカーが採用すれば欧州各地で予定されている将来の販売および車両乗り入れの禁止措置を回避できる技術だ。

 オートモーティブ・ニュースによると、ボッシュのフォルクマル・デナーCEOは「ディーゼルに関する議論を新しい領域に進め、終了する機会を提供する」と述べ、新技術への強い自信を示した。

 2015年に発覚したVWによる排ガス検査逃れ問題以降、パリやロンドンといった都市は大気浄化に向けて車両の規制強化を検討し、大都市でスモッグを発生させる窒素酸化物(NOx)を排出するディーゼル車には逆風が吹いている。

 ボッシュの新技術は、NOxを法的に認められた上限の10分の1に減らし、排ガスの温度管理を最適化できる。しかも新しいハードウェアは必要なく、低温でも排ガス量を一定に保てるという。