Thursday, February 21, 2019 8:54 AM

三協立山、VW GroupからEV向け部材を受注

 三協立山の欧州子会社「STEP-G」(ST Extruded Products Group)は、VW Group」のEV向けバッテリーフレームの車台固定用部材を受注した。

 受注部材は、VWが新たに開発したEV向けモジュラーエレクトリックドライブマトリックス「MEB」で使用される。押出から加工・表面処理までSTEP-Gが行い、アルミ製の完成部材として供給する。

 Bonn工場(ドイツ)内に構築する自動生産ラインでの製造を予定しており、段階的となる出荷のトータル重量は約10万トンを見込んでいる。

 15年3月にアレリス(Aleris International,Inc.)のアルミニウム押出事業(生産拠点:ドイツ3カ所、ベルギーと中国に各1カ所)を取得し、STEPを立ち上げた。主に航空機、鉄道、自動車分野向け製品を製造。

 「MEB」(Modularer Elektrobaukasten)はVWが18年に発表した新開発の次世代電気自動車向けシャシー基盤。車台の中央全面に駆動用のバッテリーを敷きつめることにより、長い航続とフラットな床を実現する。

 三協立山は三協アルミなどが前身。