Tuesday, September 06, 2016 10:06 AM

水の還元目標を5年早く達成〜コカ・コーラ、大手で初とも

 飲料大手コカ・コーラは、飲料製造で使った水と同量の水を自然環境や地域社会に還元するいわゆる「ウォーター・ニュートラリティ」をフォーチュン500社では初めて実現したと発表した。

 クリスチャン・サイエンス・モニターによると、同社は2007年、世界自然保護基金(WWF)と協力して水の還元活動を始め、20年までの達成を目指していたところ、5年早い15年に実現したことが確認されたという。

 リムノテック(LimnoTech)とデロイトが検証したコカ・コーラの報告書によると、15年は全消費量の115%に相当する水約1920億リットルを環境や地域に還元した。目標の達成では248の地域事業に関わり、政府、地域社会、民間企業と協力した。水を還元する際、同社が事業で使った水源に直接戻すこともあれば、会社の活動とは直接関係ない地域の支援で水を提供することもあったという。