Wednesday, March 13, 2019 10:06 AM
AMPロボティクスとリョーシンが提携
再生利用業界向け人工知能およびロボティクス開発の新興企業AMPロボティクス(AMP Robotics、コロラド州ボウルダー拠点)と、環境関連機器および混合廃棄物管理大手のリョーシン(富山県富山市拠点)は11日、人工知能技術を応用した建設資源(材料)回収ロボティクスを共同生産し、日本の建設&解体(Construction and Demolition=C&D)市場で販売することで業務提携したことを明らかにした。
両社はそれと同時に、C&Dロボティック・システムの高性能かつ包括的なソリューションを日本で商業化したこともあわせて発表した。
ビジネス・ワイヤーによると、両社は、AMPのニューロンAI(Neuron AI)プラットフォームを活用した画期的なC&D向けロボティック・システムをすでに共同開発しており、それを日本市場向けに共同生産し販売する計画。同システムは、C&D現場のがれきから再生可能資源(資材、材料)を認識して整理し、回収する。
同システムには2種類あり、一つは「AI弁慶」、もう一つは「AI武蔵」と名づけられている。前者は、40kgを上限に重いがれきのなかから再生可能資源を見つけて回収する単一(一体化)ロボティック・システム。1時間あたり25トンのがれきをあつかえる。後者は、比較的小さくて軽いがれきを検分する複合装置(複数機器併用型)システムで、1分あたり160個のがれきを処理する。