Friday, May 31, 2019 10:07 AM
イケア、モバイル・アプリケーションでAR機能
家具販売チェーン大手のイケア(Ikea)は、拡張現実(AR)技術を活用した新種のモバイル・アプリケーションを各地で導入しつつある。
ビジネス・インサイダー誌によると、イケア・プレイス(Ikea Place)と呼ばれる同アプリケーションは、米国をはじめ世界の主要市場で2019年末までに導入される予定で、フランスとオランダが最初の2市場になる、とロイターは伝えた。
同アプリケーションの利用者は、イケア店舗内の商品をスマートフォンで撮影すると、自分の部屋にそれを置いた場合の様子をスマートフォン画面上で確認できると同時に、アプリケーション経由でその場で購入できるようにする。
イケアはこれまで、イケア・ストア(Ikea Store)と呼ばれるアプリケーションを提供してきた。イケア・ストアは、来店時に購入予定の商品のリストを作成できるが、来店客はそれを使って購入できない。また、ARを活用して家具を自宅に置いた様子を見る機能は前からあるが、やはり商品を購入する機能はない。
イケアは、技術活用という点においては競合各社の後塵を拝している。アマゾン(Amazon)やターゲット(Target)、ウェイフェア(Wayfair)はいずれも、ARを活用した買い物体験をすでに提供している。
イケアはそのほか、郊外の大型店だけでなく、「プランニング・スタジオ」と称する小型店舗を大都市内で展開し始めた。
【https://www.businessinsider.com/ikea-new-app-shop-furniture-augmented-reality-2019-5】