Thursday, June 13, 2019 10:10 AM
ハネウェル、IIoTプラットフォームを発表
航空用精密機器メーカー大手ハネウェル(Honeywell)は、産業用モノのインターネット(IIoT=Industrial Internet of Things)向けプラットフォームを発表し、IIoT市場に本格的に参入する方針を明示した。
チャンネルノミクス誌によると、同社が発表したIIoTプラットフォーム「フォージ(Forge)」は、ハネウェルおよび第三者製IoT機器からデータを集め、それを解析することでIoT機器類のパフォーマンスや稼働状況を分析し、その分析結果にもとづいて、設備や機器の稼働の質の向上やコスト削減につながる改善策や材料を提示する。
ハネウェルは、フォージの標的市場として、1)IIoTおよび自動システム、2)航空および一般交通サービス提供会社、3)建設および建築に関する検査、4)サイバーセキュリティーの4分野を挙げている。
IoTへの投資熱は近年、非常に高まっているが、産業設備や機器類の自動制御システム以外においてIoT機能の効果を引き出すことはまだ難しいのが現状だ。特に、複雑な産業システムの環境では投資効果が見えにくいため、技術応用が遅れ気味だ。
ハネウェルが最近に実施した調査によると、企業幹部の80%は、IoTプロジェクトを支援するためには包括的な管理システムの開発が重要だと考えている。そうしたなか、フォージは、まさにそうした包括的な管理機能を提供できる、と同社は説明している。
同分野では、GEのほかIBMやシーメンス、PTCが大手と位置づけられる。フォージは、それら先行組に挑戦することになる。
【https://channelnomics.com/2019/06/10/salesforce-pays-big-for-tableau/】