Tuesday, July 09, 2019 9:34 AM
鉱山や空港、森林向けのAVを共同開発へ
自動運転車(autonomous vehicle=AV)向けソフトウェア開発のオックスボティカ(Oxbotica、英国オックスフォード拠点)は、レーダー基盤検知システム開発のナヴテック・レーダー(Navtech Radar、英国オックスフォードシャー拠点)と戦略提携契約を締結した。両社は、鉱山や空港、倉庫、森林といった公道以外でのさまざまの環境でのAV導入を目的に協力する。
道路以外で利用される業務用AVは、視界が悪く人の立ち入りが難しい場所や危険な場所に導入されることがしばしばある。
インターナショナル・マイニング誌によると、オックスボティカのソフトウェアをナヴテックの頑強な高精細レーダーに統合することによって、AVの自己位置推定能力と知覚力を強化でき、それによって、道なき環境での正確な自律移動の性能向上に大きく貢献できる、と両社は期待している。
ナヴテックの高精細レーダーは、5大陸46ヵ国で導入されており、物体の検知や追跡のために利用されている。同レーダーは、濃霧を含むあらゆる気象条件下でも動作する。
両社は提携のもと、AVの移動量を計測して位置を推定するオドメトリー・ソリューションの開発にまず取り組む計画だ。
オックスボティカは、輸送目的以外のAV向けソフトウェア・ソリューション開発に力を入れており、ナヴテックとの提携もその一環と位置づけている。
鉱山や空港、倉庫でのAV活用は、業務効率性と安全性向上に寄与すると期待されていることから、昨今、開発が盛んになっている。
【https://im-mining.com/2019/07/08/autonomous-vehicle-software-provider-oxbotica-collaborates-navtech-radar/】