Wednesday, July 31, 2019 10:29 AM

デジタル健康データ・アクセスの新標準を試験

 消費者擁護団体や健康保険会社、デジタル健康アプリケーション開発業者らを含む民間協力会社および団体らは、キャリン・ブルー・ボタンAPI(CARIN Blue Button application programming interface)という新たなモデルかつ実行指針を開発した。

 同モデルは、消費者らが健康保険金の請求データにあらゆる端末から自由にアクセスできるようにするデータ・モデルと、保険データを患者に直接提供するための実行指針案だ。

 テッククランチ誌によると、同モデルは、健康保険のブルークロス/ブルーシールド(BlueCross/BlueShield)の提供会社やワシントン州、そしてアップル(Apple)とグーグル(Google)、マイクロソフト(Microsoft)によって試験運用される。

 同計画は、ホワイトハウスでのブルー・ボタン開発者会議において30日に発表された。ブルー・ボタンは、連邦政府の医療保険関連機関が2018年に進めた事業で、市民が保険データに安全かつ自由にアクセスできるようにするデジタル・プラットフォームの標準化を図るもの。キャリン・ブルー・ボタンAPIはその延長線上に構築された。

 ブルー・ボタン事業は、同データ・モデルの標準化を2020年までに確立したい考えで、キャリン・ブルー・ボタンAPIはその試験運用過程と位置づけられる。

https://techcrunch.com/2019/07/30/apple-microsoft-and-google-to-test-new-standard-for-patient-access-to-digital-health-data/