Wednesday, August 21, 2019 10:50 AM
インテル、初の人工知能基盤チップを発表
インテル(Intel)は20日、同社初の人工知能基盤プロセッサーを発表した。
ロイター通信によると、イスラエルのハイファにある同社施設で開発されたナヴァーナ(Nervana)NNP-I(別名Springhill)は、10nm(nanometer)加工技術でつくられたチップのアイス・レイク(Ice Lake)を土台とし、最小限度のエネルギーで最大限の演算処理を可能にする。スプリングヒル(Springhill)は大型の電算設備向けに設計された。
インテルは、フェイスブックが自社データ・センターにおいてスプリングヒルをすでに使い始めた、と報告した。
インテルによると、スプリングヒルは、イスラエルの人工知能開発新興企業ハバナ・ラブズ(Habana Labs)やニューロブレイド(NeuroBlade)を含め、インテルが投資する複数の人工知能開発新興企業の技術を活用して開発された。
機械学習や深層学習といった人工知能アプリケーションを稼働させる場合、CPU(central processing unit)やGPU(graphics processing unit)に大量の電力を使わせる。スプリングヒルは、その問題を解決すべく、人工知能によって電力消費効率を劇的に向上させた。
その結果、人工知能アプリケーションを走らせる大型電算設備やクラウド・データ・センターでのアプリケーション稼働効率や電力効率、コスト効率を高めると期待される。
【https://www.reuters.com/article/us-tech-intel-israel/intel-unveils-first-artificial-intelligence-chip-springhill-idUSKCN1VA1LS】