Tuesday, August 27, 2019 10:05 AM
人工知能で風力発電を最適化
カナダのバンクーバー拠点の新興企業ユニヴァーサル・エムクラウド(Universal mCloud)は先日、ロンギュエン・ウィンド・パワー(Longyuan Wind Power)に稼働性能分析ツール群を提供することで合意した。
ユニヴァーサル・エムクラウドは、人工知能技術とモノのインターネット(IoT=Internet of Things)技術、そしてクラウド電算システムによって事業資産管理ソリューション群を提供している。中国拠点のロンギュエンはアジア最大の風力発電会社。
データナミ誌によると、ユニヴァーサル・エムクラウドはこの数ヵ月間に、風力タービン検知器群から集めたデータを機械学習技術によって解析することで、風力発電の稼働効率と信頼性を高める設備管理ソリューション群を複数の風力発電所に提供する契約をあいついで獲得している。
ユニヴァーサル・エムクラウドの事業資産管理プラットフォームはロンギュエンとの契約のもと、35機のGE製タービンがそれぞれにどれだけ発電して蓄電するかについてデータを集めて解析し、発電所全体の性能や効率の向上に役立てる。当該発電所は中国内にある。
ユニヴァーサル・エムクラウドは、英国内で複数の風力発電所を運営するブリットウィンド(BritWind)と類似の契約を3月に結んでいる。
【https://www.datanami.com/2019/08/21/ai-analytics-help-to-propel-wind-power/】